会社, 雑記

★自己紹介★

こんにちは。
本ブログにご訪問いただきましてありがとうございます。
株式会社サンテ・フローラ代表の やまと です。

私の経歴について聞かれることが多く、説明していたらいつも長くなるので本ページで紹介させていただこうと思いました。

略歴

やまと りょうこ
株式会社サンテ・フローラ 代表取締役社長

2003年 佐賀大学農学部応用生物科学科(微生物研究室)卒業
・研究内容:麹菌が体外に産生する抗酸化物質の精製と同定

2003~2009年 三和酒類株式会社(基礎研究、商品開発)
・基礎研究:焼酎粕由来化粧品原料としての有効性確認、商品開発(2商品発売)、焼酎粕由来化粧品原料としての有効性で特許取得(特許第4188800号)、官能検査手法基礎研究
・商品開発:リキュール・スピリッツ商品開発(6商品発売)、技術営業、国内外市場調査

2009~2011年 株式会社悠香(商品開発、販促企画)
・商品開発:薬用美白基礎化粧品開発(4商品発売)
・販促企画:施策企画

2011~2014年 株式会社エバーライフ(商品開発、品質管理、学術、管理者)
・管理職:商品開発・品質管理・学術組織の立ち上げ、運用、社員教育
・商品開発:健康食品開発(約20商品発売)、化粧品開発(4商品発売)、技術営業
・品質管理:商品規格管理、委託工場管理、お客様対応
・学術:消費者庁機能性表示モデル事業 ヒアルロン酸部門メンバー 、日本健康栄養食品協会 ヒアルロン酸・青汁・レスベラトロール部門メンバー、広島大学共同研究、セミナー・講演会登壇

2014~2015年 NZ短期留学・株式会社アオテアロア(営業)
・営業:健康食品・化粧品原料卸営業

2015年 株式会社サンテ・フローラ設立
・代表取締役社長
・食品製造販売事業:Bean to Bar Chocolate製造・販売、サプリメント開発・販売
・商品企画開発受託事業:サプリメント商品開発
・酒類小売販売:自然派ワイン販売

探究心旺盛でした

幼少期から親の仕事の影響で、美容と健康の情報を読みあさるのが好きでした。また、ミクロの世界が好きで、買ってもらった顕微鏡で気になったものは何でも観察していました。理科はとにかく好きで独学していました。高校生になるとイギリスで 世界初の哺乳類の体細胞クローン 羊のドリーちゃんが話題になり、遺伝子にとても興味を持ったため、これも独学で遺伝子について勉強していました。

そのまま、美容と健康、微生物学、生命科学に関することをしていきたいと、微生物の研究ができる佐賀大学に進学し、興味深い微生物・微生物が作り出す私の好きなお酒や粕を再利用することで微生物が作り出す美容と健康に良い成分の活用に関することに携わりたく、今で言うSDGsの高付加価値事業の提案を行い、採用された三和酒類に就職しました。三和酒類ではとにかく研究開発に没頭し、採用時に提案したことをさせていただいたり、若手にも関わらず、いわゆる花形の大きな仕事をさせていただいていました。併せてマーケティングも行っていたのですが、良い物を作っても売る力がないと埋もれていく実状に悔しい思いもしていました。

売る力とはどんなことなんだろうと思っていた中、2008年リーマンショックで世間は不況になっているときに右肩上がりで売上を伸ばしている会社が目に留まりました。茶のしずく石鹸の悠香です。不況の中で売上を伸ばすというのはどういうことなのか知りたく、三和酒類には感謝しかなかいのですが思い切って転職しました。有り難いことに、経験値もないのに販売企画に入れてもらえて、一言で言い表せないほどの経験をさせていただきとても勉強になりました。悠香でサプリメントの展開もしていきたかったのですが、経営方針が変わってできなくなりました。

そのタイミングでエバーライフの商品開発にいた知人から声がかかり、そちらのサプリメントの仕事があるとのことで転職しました。ここから怒濤の人生の始まりでした(一気に多くの仕事をさせていただいたので成長させてもらったとも言えますが)。

怒濤の日々

エバーライフに入社後3ヶ月で経営陣が一斉に入れ替わり、私を誘った知人も辞めたので、当時売上300億円規模の商品周りを私一人で回すことになりました(それまで知人と二人で回していました)。M&Aで売買される会社だったので、企業価値を高めて高値で売るのが後任経営陣の仕事だったようで、とにかく多くの課題が下りてきました。一人でこの状況を回すというのがどういうことかと言いますと、休憩はもちろん、トイレやゆっくり昼ご飯を食べたり無駄なおしゃべりする時間なんてありません。メールも毎日何十通、隙を見てトイレに走るも戻ると受電の付箋がたくさんデスクに残してある、という毎日です。社内打ち合わせや来客も多いので、私のスケジュールはいつも分刻みでした。遠方から通勤していたため、朝早く出勤し、夜遅く帰宅する生活。家に帰ってご飯食べて寝るだけ、休日も溜まった仕事や勉強する時間に当てるというのを一年ほど続けました。

私が入社二年目で さすがに体力の限界かもしれないと、社長に直談判してその後一年ほどかけて、現行業務を維持しつつ毎月1商品発売するという今ではあり得ないと思うスケジュールをこなしながら、6人社員を入れて組織を構築しました。

その後、私が入社三年目くらいに韓国LG財閥に買収されました。幹部は韓国人となり、一年ほど通訳入れてやり取りしながら続けたのですが、倍以上の時間が取られたり方向性が見えなくなったりと、気力体力綱渡りをしていたのでさすがに身体にきていたのだと思います。自分で言うのもなんですが陶器のようだった肌はニキビだらけになり、血液検査でわかったのですが女性ホルモンが出なくなり(男性ホルモン優位の状態が続き)、体調を崩しやすくなり、右耳が突発性難聴で聞こえなくなり、いわゆる燃え尽き症候群のようになってしまったので辞めることにしました。

きっかけは自身のガン

会社を辞める直前に会社の福利厚生で健康診断を受けていたのですが、辞めた後に結果が届き、子宮頸ガンの疑いがあるとのことで要精密検査でした。結果は高度異形成。ガンになる直前のステージでした。子宮頸ガンは早期発見の場合、比較的進行の遅い部類のガンです。そのため経過観察をすることになりました。

健康食品の開発をしながら予防が大事と啓蒙活動していたのに情けなく、同時に早期発見と言えども自分がガンになるという恐怖に押し潰されそうでした。気を紛らわせるように、免疫について文献をたくさん読みあさりました。そこで、それまでも悔いなく生きてきましたが、さらにこれからの人生をどう生きるか深く考えるようになり、これも何かしらの運命かもしれない。死ぬも生きるも、これからは免疫に関することで、私にできることをしていきたい。と思うようになりました。

エバーライフを辞めた後、3社ほどからお声がけいただいていたのですが、その中の1社が免疫に特化した事業をしていらっしゃったので、私の事情を説明し、また独立前提でそちらにお世話になることになりました。そこが日本橋とニュージーランドに会社を置くアオテアロア社です。ニュージーランドと日本を行き来しながら、免疫についてより深く勉強させていただきました。また、社長は仕事上、医師の知り合いが多かったのですが、社長の紹介で東京の某有名ガン専門病院で経過観察をしてもらっていました。

独立のタイミングがあり、地元に戻って免疫に特化した事業をすべく現会社を立ち上げました。同時に経過観察の病院も近くの大病院に移したのですが、そこで医師から言われたのが、すぐ手術です。ということ。これ本当に前病院でまだ手術不要だと言われたのですか?と。もちろん不要とのことだったので経過観察を続けていたのですが、あまりにショックで倒れ込みそうになりました。手術が失敗したら遺体の引き取りが必要なので家族に同意を得るようにとのことで、これまでのことは親にも話してなかったので初めて話しました。同意を得て摘出手術をしました。医師からは、念のため深く削って焼いておいたからね、と言われ、記憶が曖昧なのですが病理検査結果は悪性だったみたいで、また数ヶ月おきの経過観察が始まりました。

その間、免疫に関する多くの文献を読み、予防医学の知見と積み上げてきた健康食品の知識と経験から導き出したポイントが、「①慢性炎症を予防すること」「②血糖値のコントロールをすること(急上昇させない・高血糖にならないようにする)」「③免疫力(恒常性)を維持すること」の3つです。

慢性炎症を予防する

慢性炎症は、活性酸素であるフリーラジカルや一重項酸素の発生から炎症性サイトカインが出続けることによって起こります。このことにより死んでしまった細胞はマクロファージによって貪食除去されるのでまだ良いのですが、死ぬまでに至らない老化細胞(いわゆるゾンビ細胞)になってしまったものが問題でして、常に炎症性サイトカインを出し続け、その周りに接する健常な細胞をも老化細胞に変えていきます(そのためゾンビ細胞と呼ばれています)。老化細胞はガンや動脈硬化など様々な加齢性の疾患をもたらすことがわかっています。

そのため、原因物質である活性酸素を初期段階で消去することが重要でして、そのヒーロー成分が皆さんご存知の抗酸化物質というものです。野菜・果物・海藻・魚介類・発酵食品(微生物体外産生物)に含まれており、食事で体内に取り込むことができます。これらのもつ抗酸化物質は活性酸素を消去し、慢性炎症による疾病を予防する一助になるので積極的に摂っていただきたいです。

血糖値をコントロールする

血糖値が乱高下したり高い状態が続いたりすると、様々な疾病にかかりやすくなり、さらに合併症になるリスクも高まります。糖尿病、ガン、脳血管疾患、虚血性心疾患、神経障害、腎症、網膜症、皮膚炎、歯周病、感染症、敗血症、認知症など疾病の種類が多岐にわたり、連鎖的に大量の薬を出され、食べるものは制限され、生活の質(QOL)が大幅に下がります。

罹患してしまってからでは遅いので、予防が肝心です。できる予防は簡単。糖質の質・量・タイミングを意識するだけです。年齢や活動量によって個人差はありますが、質はできるだけ精製されていないもの、加工食品であれば加工度の低いものや低GIを掲げているもの、量は1日に必要な総エネルギー摂取量の50~65%、タイミングは食事の最後にすることです。糖質は生物として活動を行う上で欠かせない栄養素です。欲に振り回されるのではなく、コントロールする側になってください。

免疫力を維持する

私たちの身体と心は免疫細胞に左右されていると言っても過言ではありません。私たちの免疫細胞の6~7割は腸に集中して、身体の免疫コントロールを行っているといわれています。そして腸内環境が良いことが心にも影響を与えているのですが、それが脳腸相関です。脳腸相関とは、生物にとって重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼし合っていることを示す言葉です。例えば、ストレスを感じると自律神経を介してお腹が痛くなり、便意をもよおします。逆に腸管で細菌による感染が起こると脳がストレスを感じます。つまり腸内環境を整えておくことが免疫力を維持し、身体と心の安定性を保つことにつながるのです。

上記は、体外(腸管は体外です)からの影響を受けることで免疫力を維持するのですが、体内で免疫力を維持することも重要です。体内で働く免疫細胞の中でも第一線を担っているのがマクロファージという細胞です。脊椎動物全てに存在する原始的な細胞で、体内で毎日5000個もできると言われているガン細胞などの異物を貪食(どんしょく)・炎症を起こして敵を除去したり、逆に過炎症になっているところで抗炎症作用に働いたりします。言わば免疫のコントロール部隊です。このマクロファージが弱っていると様々な疾患にかかりやすくなることがわかっています。そのためこのマクロファージを常に臨戦態勢状態に維持しておくことが重要です。そのマクロファージのスイッチをオンにしてくれる成分の一つがLPSです。私は2013年ごろにLPSと出会いまして、様々な文献を読んで、これが免疫力を維持する最強成分だと確信しました。いまだLPSが最強成分であることは自信を持って言えます。LPSを日頃から摂取しておくことで免疫力(恒常性)を維持することができますので、ぜひ積極的に摂っていただきたいです。

最後に

これら3つ「慢性炎症を予防する」「血糖値をコントロールする」「免疫力を維持する」を柱として事業を行っております。この考え方を基に私自身、口に入れるもの・食べるタイミングを意識しながら、また私自身で作ったものは間違いないと自負しておりまして、これら3本柱を叶えている自社健康食品を毎日摂取して生活してきました。おかげさまで経過観察は毎回陰性で、数ヶ月おきだった検査も健常者と同じ年1回となり、これも毎回陰性で寛解し、元気に過ごせています。この経験を基に、お客様のお役に立てるように日々邁進してまいります。よろしくお願い申し上げます。

株式会社サンテ・フローラ 代表取締役社長 やまと りょうこ