「最近、なんとなく気力が出ない。」
そんなとき、「疲れているだけかな」と思ってしまう方は多いかもしれません。
もちろん疲労もあります。
でも、その背景には腸の状態が関係していることがあります。
実は、免疫細胞の多くは腸に集まっていると言われています。
腸は、食べ物を消化・吸収するだけの場所ではありません。
身体を守るための最前線でもあるのです。
目次
なぜ腸に免疫細胞が集まっているのか
私たちは毎日、
食べ物、
飲み物、
細菌、
ウイルス、
さまざまなものを口から取り入れています。
腸は、それらと身体の境界線にある場所です。
だからこそ、多くの免疫細胞が配置され、身体を守る働きを続けています。
その中心で活躍している細胞の一つが、マクロファージです。
マクロファージは自然免疫の司令塔
マクロファージは、身体の中を巡回しながら異物を見つけ、取り込み、必要に応じて他の免疫細胞へ情報を伝えます。
掃除役であり、見張り役であり、司令塔でもあります。
この働きがあるからこそ、私たちは毎日を健康に過ごすことができます。
つまり、腸を整えることは、自然免疫の土台を整えることにもつながるのです。
夏は腸が疲れやすい季節
暑くなると、
冷たい飲み物が増える。
食欲が落ちる。
冷房による温度差が大きくなる。
こうした変化は、腸にも少しずつ負担をかけます。
その積み重ねが、「なんとなく身体が重い」「集中できない」といった感覚につながることもあると言われています。
これは怠けているのではなく、身体の内側の土台が揺れているサインとして捉えることができます。
LPSとクリスパタス乳酸菌という考え方
LPS(パントエア菌由来)は、自然免疫の司令塔であるマクロファージとの関わりが研究されている成分です。
一方、クリスパタス乳酸菌は、腸内環境や粘膜環境との関わりが研究されています。
善玉LPSと乳酸菌は、この二つを組み合わせることで、自然免疫の土台を支えるという考え方から生まれました。
それぞれ異なる役割を持ちながら、身体を守る仕組みを支えることが期待されています。
夏こそ、土台を意識する
暑さそのものは避けられません。
忙しさも、すぐには変えられません。
だからこそ、「夏バテ」という言葉で片付けてしまう前に、その内側で腸と免疫がどう働いているかを知っておく。
それだけで、日々の食事や過ごし方に対する意識は変わってきます。
身体の土台を整えるという発想。
崩れてから立て直すのではなく、崩れにくい状態を毎日の積み重ねで育てていく。
その小さな習慣が、夏の終わりに大きな違いとなって表れてくるのだと思います。
山門良子
「夏は、“踏ん張れる人”から先に削られる」──そんな感覚については、こちらの記事でも書いています。
▶「夏は、“踏ん張れる人”から先に削られる」
